@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00001848, author = {野沢, 沙予 and 澁谷, 摩耶 and 岡田, 彩加}, journal = {文化服装学院研究集}, month = {Mar}, note = {現在、作品を制作する上で、既存のテキスタイルを使用するのではなくオリジナルテキスタイルを使用することが、オリジナリティを追求する手段として重要である。当研究グループでは染色技法の知識を得て、古くからある技法やデザインを現代へ繫げ、学生たちへの手引きとなることを目的として、毎年研究発表を行っている。 その時々の流行を意識し制作を行う上で、過去との結びつきは欠かせないものである。日本が西洋文化を取り入れ、人々が洋服を身に纏うようになるより以前から、市井の人々は時代に合ったおしゃれを楽しみ、流行を追ってきたのである。 過去の流行や染色方法を調べていくうちに、我々の先達が注目して用いた流行はどんなものなのか、いつから「流行」が生まれるようになったのか、様々な疑問が湧いてきた。中国からの影響を大きく受けた奈良時代や、その文化を引き継いだ平安時代には身分によって細かく区分された装束を身に纏っていた。さらに遡れば古墳時代、飛鳥時代はもとより、縄文・弥生時代にも流行というものが存在していたのかもしれない。しかし、町人を含め誰でもがおしゃれを楽しみ、流行を追うことが出来るようになったのは、戦国の世が明け時勢が落ち着きを見せた、江戸時代に入ってからではないだろうか。 本研究では特にデザイン(色・柄)に焦点をあて、江戸時代を中心に当時の町人の具体的な色柄の流行を調べ、現代のデザインに落とし込むことを試みた。}, pages = {47--54}, title = {江戸の粋}, volume = {10}, year = {2017} }