@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00001830, author = {山本, 貴代 and 毎熊, 舞 and 松本, 一代}, journal = {文化服装学院研究集}, month = {Mar}, note = {2012年春、菅井円加さんという一人の日本人少女が、若手ダンサーの国際的な登竜門であるローザンヌ国際バレエコンクールで日本人初のゴールドメダルを獲得し大きな話題となった。公的なバレエ専門教育機関や支援のないわが国で、市井のバレエスクールで学んでいる少女がこのような賞を受賞するに至った努力は想像を絶するものであり、その功績は計り知れない。このコンクールでは、クラシック部門とコンテンポラリー部門という2つの部門で演技が競われるが、クラシック部門の課題で彼女が着用していたのは日本のメーカーの作成したクラシック・チュチュであった。この衣装も彼女のパフォーマンスに引けを取らない素晴らしい出来で、インターネットによるライブ中継を見ていた世界中のバレエファンの目に留まったに違いない。バレエ衣装にはダンサーの動きを妨げず、姿を美しく見せ、さらに演じる役柄のキャラクターやダンサー自身の個性も表現するなど様々な要素が必要とされる。オートクチュールのように個人の体型に合わせて制作し、工程は手作業が多くても、着用の場が舞台という過酷な状況下であるために、着脱や補正・補修が容易であることも重要である。本研究はこうしたバレエ衣装の基礎知識を得て、さらにはバレエやパフォーミング・アーツの奥深さを知ってもらい、舞台衣装制作やデザインを志す学生たちへの手引きとなることを目的としている。}, pages = {79--86}, title = {バレエ衣装に関する研究 : クラシック・チュチュ}, volume = {8}, year = {2013} }