@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00001809, author = {辛島, 敦子}, journal = {文化服装学院研究集}, month = {Mar}, note = {1991年、ベティ・カーク(Betty kirke)著(写真1)による「VIONNET」(求龍堂)がパターンの図版つき作品集として出版された。10年以上費やして研究された本は世界に先駆けて日本で出版され、アメリカやヨーロッパで大きな反響を呼んだ。現役で活躍している著名なデザイナーをはじめ、学生に至るまで、今までに見たことのない服の構造、画期的な裁断技術にショックを受けた。ある会社では、ベテイ・カーク氏を招き社員研修をするところもあった。服に携わる人たちに時代を越えて新鮮な刺激を与えてくれた。それを機会に立ち上げられたグループ研究も17年目になり、ヴイオネの複製、パターン理論の解読、学生の教材への活用など研究してきた。  1992~1995年作品集の製作により、3つの手法よりA. 長方形の展開2点、B. 四分円の展開(円裁ちの手法)4点C. 正角形の展開(スラッシュとマチ)3点の複製を試みた。その作品を基にデザイン発想のためのトレーニングの一環として授業展開をし、学生の作品を作例としてまとめた。1996年~1998年までに19点の複製を終え、ドレスを中心に前回と合わせて28点を製作し2002年に笠井フジノ教授、小杉早苗教授を代表に副読本としてまとめた。2003年には、兵庫県立美術館にて「衣服の原点マドレーヌ・ヴィオネ研究展(ヴィオネの服の構造を解明する)」と題し、文化服装学院80周年記念のイベントとして開催した(写真2)。その後も、朝日新聞社が企画した「オートクチュール100年展」の図録より、キャロ姉妹2点、ジャン・パトゥ1点ヴィオネ2点、ディオール1点バレンシアガ2点、ジャック・グリフ1点、グレ1点計10点を製作。カッティング技法、素材による技法を研究し実物製作を続けてきた。それを踏まえここ数年は過去の学生作品の検証しながら1/2作品の作成および実物作品の製作をしてきた。その解説をする。}, pages = {87--92}, title = {マドレーヌ・ヴィオネの作品の研究}, volume = {7}, year = {2010} }