@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00001806, author = {生産技術研究グループ}, journal = {文化服装学院研究集}, month = {Mar}, note = {三次元計測機で計測した3Dスキャンデータを活用できるソフト(Nexa Torso II・Nexa Magic)が東レACS㈱からリリースされた。これはPC画面で仮想(バーチャル)ボディが再現でき、三次元の仮想ボディに衣服を着せ付けるものである。当初の目論みは、既製服の設計段階での数回に亘るトワル組みの回数を減らす目的で開発されたものである。  開発側は不特定多数をターゲットとした既製服の分野での需要を見越していたが、先に着目したのが特定の顧客をターゲットとする注文服業界で、仮想ボディ上でのゆとり・バランス等の確認後、個別体型に合わせた修正ができオンデマンド生産の一助となっているようだ。  リリースされたソフトは未だ開発途上の段階ではあるが、精度が向上し実物・仮想の差異は縮小している。三次元着せ付けチェックはトワルの段階で止まっていて、生地厚も厚め・普通・薄めと極めてシンプルな構成である。既に使用しているユーザーから実物の生地を想定した依頼がある様だが、環境で大きく変化するため今のところは設定されていない。  学内での利用方法は、生体計測(三次元計測)からトワル試着のプロセスと丁度リンクしている。ランドマークを活用することにより個別体型を数値や仮想ボディで客観的に把握し、より精度を上げたパターン修正につながると思われる。  授業での導入を考慮した場合、仮想ボディ上での評価方法の標準化、チェックシート(記録表)の作成なども必要となる。また、CADソフトとのリンクもできるため今後のカリキュラム展開も可能になる。一連の流れを整理するために計測・仮想ボディ生成・仮想着せ付けまでのプロセス展開を開始した。}, pages = {61--67}, title = {東レソフトによる三次元データとの試着実験}, volume = {7}, year = {2010} }