@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00001801, author = {朝日, 真}, journal = {文化服装学院研究集}, month = {Mar}, note = {近世以降、若者たちは社会規範から逸脱した数々のファッションを含むスタイルを生み出してきた。彼らはいつの時代においても、常識的な規範から大きく逸脱している独特の価値観を持っている。それらのグループは最初はマイナーに位置し、その時代のメディアによって軽蔑の意味を込めてラベリングされる。そしてその多くは普遍的ではなく、サイクルで登場しては消滅し、ほとんどがメインカルチャーからは奇異の眼差しで見られる存在である。しかし常に発生と消滅を繰り返すだけではなく、メインカルチャーに変貌をとげて定着していくものも多くある。またそのうちの多くは、後の時代に変換、翻訳され、リバイバル、リメイクされ歴史に再登場することになる。  今回の研究では、服飾、ファッションが反抗行動の象徴として使われた事例を二つ取り上げる。18世紀イギリスにあらわれた「イングリッシュ・マカロニ(English macaroni)」は、1760年代から70年代にかけてイギリスで見られた、イタリアからの大陸旅行帰りの若者たちがもたらした奇抜なファッションである。もうひとつは、1920年代にイギリスのオックスフォード大学の学生を中心に見られた「オックスフォード・バッグス(Oxford bags)である.これは学校側の着用禁止令に対して学生が生み出したファッションの動向である。日本で現在出版されている男子服の服飾史の参考文献には「イングリッシュ・マカロニ」「オックスフォード・バッグス」について触れている文献はごく僅かなため、イギリスの文献を翻訳することを主な目的とした。}, pages = {113--120}, title = {「近世以降における若者の反抗行動とファッション」}, volume = {6}, year = {2008} }