@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00001797, author = {ファッショントレンド研究グループ}, journal = {文化服装学院研究集}, month = {Mar}, note = {ファッション企業にとって情報分析は必要不可欠な業務である。社会環境・市場環境・ビジネス環境などの人々を取り巻く情報と同じくらい重要なものとして、色・素材・柄・デザイン・シルエット・コーディネーションなどの、高品開発そのものに関する情報が挙げられる。  商品開発そのものに関する情報は、商品として実売される約2年前から作られているといえる(表1)。一番早い約2年前に提案される色情報を皮切りに、1年前に糸・素材が提案され、6ヶ月前にコレクションや展示会といった製品情報が発表され、その後実シーズンを迎えるわけである。つまり商品開発を行うには常に情報を収集・分析し予測をしていく必要がある。  環境分析やファッショントレンド情報というと現状把握と予測の印象が強く、シーズンごとに常に入れ替わっていくように思われがちである。実際は継続した流れとして捉えることが重要であり、例えば1年前の素材情報が春夏を提案している時に実シーズンは春夏の実売期というように、きちんとした流れをつかんでいないと予測にも繋がらないと言えるわけで、分析した結果を蓄積し検証していくことは重要であり次の判断に繋がっている。  当研究グループは、そのような情報の重要性を授業で生かすべく1993年に発足し、それ以降年代ごとに人々を取り巻く環境分析およびファッショントレンド分析を行っている。それぞれの分析を行うための情報源としては、主に国内外の糸や素材展・ファッションショー・製品展示会(合同展示会合む)・情報誌・業界紙・専門誌・新開・雑誌・インターネット・百貨店や専門店などの出頭展開などを中心に収集し分析を行っている。また、前述した情報の流れを元に、最先端の製品情報は次のシーズンや実売期への影響も大きいと考え、各シーズン毎春夏(SS)・秋冬(AW)コレクションを中心とした分析を行っている。コレクション分析の結果は、色・素材・アイテム・ディテール・テーマ別などで分類し、ビジュアルマップなどにまとめ、またそのシーズンを代表するコレクションブランドの作品(NY/London/Milan/Parisコレクション)を選び出し再現することにより、服装造形技術の視点からのデザインソースの分析・パターンの解析その技術トレンド傾向などを行っている。これら分析の結果は発表を行ない、授業へ活用してデータを蓄積している。  また1年先のファッショントレンドの予測を行っている。}, pages = {37--66}, title = {2005年~2007年ファッショントレンドの変化に伴う服装造形の研究}, volume = {6}, year = {2008} }